このほど村岡兼造元官房長官の上告が棄却されました。
日本歯科医師連盟から橋本派への1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反に問われ、一審では無罪、二審では有罪となり、最高裁は二審の東京高裁判決である禁固10ヶ月執行猶予3年の有罪が確定しました。この献金は当然、診療報酬の引き上げを考えての献金でしょう。各種団体と与党のつながりは教科書で教えてもらった通り、圧力団体です。いまでも連日のように官僚の不祥事が報道されています。
歯科医師会から1億円のヤミ献金、さらに自民党の政治団体「国民政治協会」を経由した国会議員への迂回献金疑惑も浮上しながら、いずれも追及できずに幕を閉じています。自民党本部事務局長の関与も明確になりながら不問です。こんな大きなお金がゴロゴロしている自民党内だけがマスコミに登場しましたが、その集金システムは解明されていません。1億円もの小切手を無造作にポケットに入れ、すぐに換金して現金を手にすることが「フツウ」なんてとても考えられませんがこれがフツウなのです。
診療報酬改定をめぐる汚職事件の摘発から発展したのに、真相究明はまったく行われていません。業界との癒着構造を断ち切ることなく、自民党族議員たちは今日も高級料亭でニコニコ業界団体の人たちと向き合っているのでしょうか。1億円という大金を忘れてしまうほど、もっと大きなお金がいまだに自民党内にはゴロゴロしているのでしょうか。とにかく、族議員政治はいまだ健在です。政治がこんな三等国並みでは日本の将来はないでしょう。このため政権交代は必要です。
参議院全国比例区の方式は「民主党」と書いても民主党の票になります。それを合計して民主党の得票数となり、その中から個人名の多い順から議席が決定していきます。どうぞ個人名でお願いいたします。そして次の総選挙では、民主党を勝たせることが政権交代を実現し、族議員政治の改革を断行することになるはずです。
最近のコメント