マスコミの麻生内閣支持率調査が発表されました。各社とも5~8ポイント減で、10%台から20%前半です。さらに次の総選挙での比例代表への投票先でも民主党は自民党の約2倍の大差です。短期間のうちに支持率を伸ばしたことが明らかになりました。政権交代が間近に迫っていますが、この結果は決して民主党が自らの力量で国民の支持拡大を獲得したものではありません。民主党の本当の支持率は総選挙後でしょう。
自民党はいまやっきになって民主党議員のスキャンダル探しをおこなっています。厚生労働省の現職局長が郵便不正利用の事件で逮捕され、今度は民主党国会議員だと騒いでいます。けれども小沢前代表の政治資金問題では噂になった自民党の国会議員は摘発されていません。職務権限があった自民党国会議員はセーフ。野党の代表秘書のみが政治資金規正法違反容疑がかけられました。小沢前代表の事件が起こる前は、麻生内閣の支持率は下がり続けていましたが、この事件で回復しました。今回も支持率を上げるために民主党への攻撃がさらに強まりそう。自民党の町村氏をはじめ、幹部も民主党を攻め時とばかりに、どぎつい発言をしていますが、それだけ焦っている証拠です。政策ではないのですから、政府与党として情けない話です。
今回の麻生内閣支持率低下は、鳩山邦夫前総務大臣の罷免であり、自爆です。郵政改革の様々な偽装を追及していた盟友の鳩山前大臣の首を切り、財界の意向を受ける西川さんを選んだことです。オリックスへのおかしな払い下げなど、郵政改革の下で進められてきた国民不在の改革を「公」にした「正義」を鳩山前大臣は貫いています。麻生首相は国民よりも財界の立場に立ってしまったからこそ、国民からの反発を受けているのです。特定の企業だけが「丸もうけ」するような仕組みに、国民が納得するはずがありません。支持率低下は自らが招いたことは明白で、鳩山議員の主張が正しいです。
政権交代への流れはもう止められません。あやしげな郵政改革を総括することもできず、公務員改革でも官僚寄り、景気対策でも117億円もかける「国営巨大マンガ喫茶」など施設整備に2兆8000億円もハコモノに。景気を良くする緊急性のある施策なのか不透明、とにかく2兆円の定額給付金に代表される国民みんなにバラまけば、人気があがると考える麻生首相の思考回路は狂っています。2兆円をバラまき、次に消費税を上げるなんてとてもまともな総理大臣ではありません。支持率を上げるには民主党のスキャンダルを取り上げなくてはならないなんて悲しい日本の現実です。自分達の都合で借金をして、それを増税で穴埋めするとは誰にでも出来る話ではないでしょうか。
頑張ってくださいね。
応援してます。
投稿情報: 温泉 口コミ | 2009.10.08 08:25